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決意の刻



貴方の目は私を写していたけれど 何も見てはいなくて

貴方は強かったけれど

子供のように怯えて 膝を抱えているようだった


貴方は誰より優しくて強いけれど

本当は とても弱くて脆い人


汚れを見てきたのに

汚れを知らず

何よりも純粋で

何よりも残酷


奥底に秘めている痛みから

ずっと休む事を許されず

走って 逃げつづけている


私はただ

そんな貴方の傍にいたかった

何も出来なくても 抱きしめる事は出来た

逃げなくてもいいと 安息になりたかった

守る事が出来なくても 癒したかった

見えない笑顔を失わないで欲しかった



ただただ 貴方の傍らで日々を過ごし


愛し続けたかった

愛され続けたかった




けれど




ささやかな

ささやかな願いだというのに



それは叶わない



貴方は英雄で世界に必要とされし人

私は貴方に愛されていようとも

貴方の他には必要のないモノ


私は全てから愛されて

全てを愛していたわけではないけれど


貴方のいる世界(ここ)を愛しているから

貴方に生きて欲しいから

貴方が苦しむと分かっているけど




それでも


貴方の心(なか)に私が一片(かけら)でもいればいいから




だから
















さようなら 私の愛しい人



そして ごめんなさい



最後の時に共にいただけで

















嬉しかった